もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

ただでもらった

叔母が母を郊外の「衣料品大規模店舗」に連れて行ってくれました。
母は、日常着ているジーンズを買いたいと、何となくは言っていたのですが、
私は、「まあ急ぎではないし」「今日も時間がなかった」と思いつつ、
先延ばししていました。
叔母が連れて行ってくれたこと、大変ありがたく思いました。
叔母からは
「試着したけど気に入ったのが無くて、買わなかったのよ」と報告を受けていました。
そして、
「店舗の中で見失って、あせった」とも。
母のことですから、叔母と来ていることを忘れて、
一人で歩いて帰ろうとしたら、と思うと確かにゾッとします。


母は、
「このジーンズ、ただでもらったの」と言っています。
「前から持っているじゃない」と私が言うと
「この前買いに行ったら、山積みになっているのに気に入ったのが無くて、
 誰も買わないのがあるからあげる、って言われてもらってきたの」
と言います。


「ただでくれるなんてことはありません」と思わず言い返しましたが、
「だってくれたんだもん」とあくまで言い張ります。


叔母からの話を聞いていなかったら、
一体どんなことがあったのか??と思いますが、
聞いていてもどうしてそのように「変換」されるのか、
やはり不思議な話です。

落ち込む

祖母のことを顧みることなく、30年以上親孝行をしたこともないのに
自分の相続する財産のことだけを考えている人がいることに、
気持ちが傷つきます。


祖母は
「人のためになることをしなさい」と言ってくれました。
関わっても自分が役に立てるかどうか迷っていたときに、
決断する基準がわからない私にかけてくれた言葉でした。
自分がうまくできるかよりも、
まず「役に立ちたい」という気持ちをもって行動することなのだ、
とその後の人生にとって大切なことを教えてもらったと思っています。
敬愛する祖母をないがしろにして、悲しませ、
その上、遺産のことばかり主張してくる人と
やりとりしなくてならないことで、辛い気持ちになります。
こんなことに負けない、落ち込まない気持ちでいたい、と思いながらも…。

血圧の薬

母はもともと血圧は低い方でした。
昨年、母の介護に通うようになってから、
自宅や病院ではかると、高めになっていました。
血圧は、環境やタイミングで変わる繊細なものなのだと思います。
内科の医師に判断してもらい、血圧を下げる薬を昨年の夏から服用していました。


薬を飲んだ結果、母の血圧は安定し、丁度良い感じになっていると思っていました。


ここ、2,3か月訪問すると9時前後なのに、
布団が敷きっぱなし、だったり、朝食を食べていないことが時々ありました。
加えて、ヘルパーさんの記録を見ると血圧が極端に低い日が散見されました。


病院やデイサービスでは、血圧が低いことはないので、
家の血圧計のせいかと思い、私も測ってみましたが、
特に故障はないようです。


内科の医師に相談して、血圧の薬を止めてみることにしました。
この結果がどうでるか、わかりませんが、
朝のボーっとした感じが解消してほしいと思っています。