もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

不要になるもの色々

認知症になってから、母が身につけなくなったもの。


口紅を塗らなくなりました。
認知症と診断されたころは、何本も口紅を持っていて、
「ねえ、これはちょっと明るすぎるかしら?」
等と、言いながら外出前には鏡に向かっていました。
ディサービスに持って行く鞄の中にも、
ポーチには口紅が入っていました。
今は、
「口紅ぬって出かけましょうか?」と声をかけても、
「え…」と反応が薄いです。


メガネをかけなくなりました。
元々は視力が良い母ですが、60代後半くらいからは、
いつも眼鏡をかけていました。
おしゃれな母はフレームの好みがうるさくて、
一緒にメガネ屋さんに行くとあーでもない、こーでもない、
と長々時間をかけて選んで、眼鏡を作っていました。
今は、文章など読みにくそうにしているので、
メガネかけたら?と声をかけると、ちょこっとかけて、
「面倒だわ」とはずしてしまいます…


時計をしなくなりました。
2、3年前までは、出かける用意をしていると、
「腕時計していかないと」と、探したりつけたり、
でひと手間かかっていましたが、
今はそんなことなくなり、
そして時間のことも気になることもないようです。