もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

大切に育ててくれた

この先、いつかは母が施設に入ることもあると思っています。
このまま一人で、住み続けることに限界が来る日はあるのだと思います。
今はこの介護にしんどさを感じていますが、
その日がくることを思うと、この日々も大事にしなくては…と思います。


夫にその話をすると
「大切に育ててくれたお母さんなんだから、大切にしてあげないと」
と言ってくれました。
夫に負担をかけたくない気持ちですが、
救われる言葉でした。

腕時計

母と外出すると
「あ、時計忘れてきた」
と言います。
いつも、目立つところに置いてあるので、出かける前に
「時計しなくていいの?」と促します。
「見ないからいいの」と言います。
それでも、家を出てしばらくすると
「あ、時計忘れてきた」
ということになります。


「あの時計は、銀行にお勤めしてた時に買ったの」
「そんなことないよ、ここ10年ぐらいに買ったものでしょ」
「違う。時計は一回しか買ったことない」
「60年前の時計じゃないよ。電池式だもん」
と、私もムキになることないのに、不毛なやりとりが続きます。
父が母にプレゼントした高級時計や、
私が母に買ってあげた時計のことを全く思い出さない、
そして、お勤めして最初に買った時計の記憶だけが残っていることに、
ちょっと嫉妬心がわくのだと思います…。

祖母の容態

ずっと安定した穏やかな日々をおくっていた祖母の具合が悪い、
という連絡を叔母からもらいました。
100歳を超えている高齢ですから、予断を許さない状況です。


そんな時に例の叔父が
「祖母に何かあったら、出て行ってほしい」と
母に言ってきたそうです。
祖母のことを心配する気持ちと
叔父への怒りでいっぱいです…。