もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

夜の外出対策

デイサービスから帰宅後に、どうしてもコンビニに行ってしまう母。
敷地内に住んでいる母の従弟の奥さんからも
「危ないので、何かしてあげて」と心配されました。
母のコートはみんな黒いし、コンビニに行くときに持って行くであろうバッグも、
目立たない色合いです。


母はデイサービスから帰った後コンビニに行っている記憶がないのか、
秘密にしたいのか、
「暗くなってからなんて、外出してない」と否定します。


対策としては、
①コートやバッグに反射板?を貼る。
②コートやバッグを白いものにする。
の二つがとりあえず実行可能かと思いますが。


母は元々着るものにはとてもこだわりがあり、気に入っているコートやバッグに
反射板を貼ったら、「怒るだろうなあ~」と危惧しています。
と言って、白っぽいコートやバッグをこちらが用意しても
多分気に入らず「着ないのでは~」と心配です。
そして、母と一緒に買いに行くとしたら、「気に入るものは見つからない」と
思うのです。


母の持ち物を見ていると、最近実家近くで買っているものはとても少なくて、
母も日ごろから「このあたりのお店では気に入るものを見つけることができない」
と言っています。
先日の祖母のお葬式用に喪服を一緒に買いに行った妹はとても苦労したそうです。
母は最後まで気に入らなかったそうですが、翌日絶対に必要だから、
ということで、やっと説得できたそうです。
白いコートも説得できるかもしれませんが、着る確率は低いかも…。

法要は済んでいた③

住職に話を聞いた後、お墓参りをしました。
子供の頃から、何度も来ているお墓ですが、
祖母の戒名が刻まれた墓石を見て、改めて祖母が亡くなったことが
胸に迫りました。


墓所には複数個所、花活けが設置されていますが、
違う年代に設置されたせいでしょう、深さがそれぞれ違っています。
用意したお花の茎の長さを調整しないと、
きれいに活けることができません。
買ったままの長さで無造作に活けられた花に
長男叔父夫婦の「形だけ」という心持ちが現れているようです…。

法要は済んでいた②

お寺の住職に、祖母のお骨はどうなっているのでしょうか?
と不思議な質問をせざるを得なかったわけですが、
勿論住職は今回の経過には普通ではない事情があることを
わかっておいでだったと思います。


と言って、私たちの思いをそこで話してもなんの意味もないことだと思いましたし、
住職も立ち入るつもりはないでしょう。


祖父の二代前からのお墓で、祖父はそれなりのお付き合いをしていましたが、
今はそういうこともなく、今後もどうなっていくか、わからない状況です。


住職の興味は、長男叔父に長男がいるか?ということでした。
長男がいるのですが、祖父の時にも祖母の時もお葬式に来ていません。
それでも、長男叔父に長男がいることを確認して、
引き継がれることを望んでいる気持ちが伝わってきました。


私は、祖母や祖母が大切にしていたご先祖さまに対する敬意を感じていますが、
その現れとしてのお寺や宗教や住職に距離を感じ、
虚しい思いになることを止められませんでした。