もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

法要は済んでいた①

長男叔父が、祖母のお骨を持ち去ったことを聞き、
翌々日急遽母宅を訪問しました。
そして、三男叔母と一緒にお寺の住職を訪ねました。


住職の話によると、前日(お骨を持ち去った翌日)、
長男叔父とその奥さんの二人でお寺で法要を行い、
お骨をお墓に入れたとのことでした。


お骨がお墓に入ったことを聞き、とりあえず安心しましたが、
法要がそのような形で済まされたことは、大変残念な気持ちです。


長男叔父は、祖母のことを悪くしか言わない人だし、
その奥さんに至っては、祖父のお葬式の時にも、
今回の祖母のお葬式にも、全く顔を見せていない人なのです。
40年近く、行き来のない状態の人なのです。


そんな二人は、どんな心で祖母の法要をしたのでしょうか…。

夢か現か

二週間前、紅葉を見がてら、母が子供の頃に疎開した地域を訪ねました。
母に「覚えている?」と聞くと、
「あれは夢だと思っていた」と言います。
夢の中で、今回の訪問の記憶に残った断片と、
子供の頃の記憶の断片が入り混じっているようです。


そして、1か月ほど前に病院で会った親友は孫を連れていたことになっています。
勿論、孫は連れていないし、病院の待合室には子供はいなかったし、
それこそ、母は夢でもみたのでしょう。


記憶が残らない代わりに、夢が補っているのでしょうか。
全く忘れてしまうより、ところどころが真実なので、
これはこれで、困ったものだと思います。


母がそう思っているなら、否定しないで聞けば良いのかもしれませんが、
それはやはり私には苦痛に感じるのです…。
「本当のこと」を言っても、母の記憶にはとどまらないのですが…。



大根の煮物

今回は、大根祭り?のようで、半分に切ってラップにくるまれて、
買ったままの状態と思われる大根が5本、野菜室に入っていました。


デイサービスから帰ると相変わらずコンビニに行っているようで、
「味染み大根」を毎日買っています。
家に大根があるのに…。


というわけで、母が食べたい大根の煮物を作ってみました。
近所で大判のがんもと厚揚げを買ってきて、
以前冷凍しておいたシイタケと一緒に出汁たっぷり、薄味で煮込みます。
大きな鍋がなくて、2個の鍋で作ることになってしまったのは、
考えなく作る自分のおっちょこちょいなところです…。


ほどほどのところで、味見をしてもらって
「美味しい~」と言ってもらって、満足です。
「今日の夜と、明日の朝と、明日の夜も食べるね~。」
と娘が作りすぎていることを責めずに、前向きな母に感謝です。


デイサービスから帰宅すると17時過ぎで今の時期は暗いのですが、
歩道のない道を毎日コンビニまで行くことが、心配です。
母のコートはみんな黒いので、反射板を付けなくては、
と思いつつ、訪問中には手配できませんでした。


母に
「暗くなってから出かける時は、白っぽいマフラーとか、白っぽいバッグとかで
出かけてね」と言うと、
「暗い時は出かけないもん」と、言われてしまいました。
コンビニに行っている記憶がないのか、秘密にしたいのか…。