もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

食欲

母の食欲は、予測ができません。
ある時期には、あまり食べたがらなくて体重が減ってしまい、心配していると、
今度は旺盛な食欲で体重がどんどん増えたりします。
これも認知症に原因があるのでしょうか。


「健康的な食事」を意識したり、実行したりすることが難しいようにみえます。
元々の母は、何でも手作りして料理が好きで上手な人でした。
健康面にも十分気を配り、身体に良いものを積極的にとりいれていました。


今の母は、好きな時に好きなものを食べる、もしくは気がのらなければ食べない、
という状態に見えます。
これも一人で暮らしていく一つの限界になるのかと思います。


ちなみに最近の母は旺盛な食欲で、体重も増えています。
一緒に食事をすると私より食べるのが早くてびっくりします。

離れている時できること

介護と言っても、遠距離だと母のそばにいる時間の割合は少ないものです。
手配をしたり、気をもんだり、訪問のための時間を作るために勤しんだり、
はしていますが。
介護に通うようになってから、身近な高齢の人が気になるようになりました。


隣には母より高齢のおばあちゃんが一人でお住まいです。
数年前にご夫妻で越されてきましたが、ご主人は亡くなりました。
時々お得意のお赤飯をおすそ分けしてくれます。
歩行が少し不自由ですが、頭はとってもしっかりされていて、
衰えを感じることはありません。
外出時にたまたま会ったりしたときには、ゆっくり歩いてご一緒させていただきます。
ご近所の話や季節の話で楽しいひと時になります。


電車で席を譲ることにも前より積極的になったように思いますし、
街を歩いていても高齢の方が気になって、道をあけたりするようになりました。
当たり前のことばかりで、今更なのは恥ずかしいですが、
離れて暮らす母がいつも周りの方に良くしてもらっているお返しを、
自分の身の回りで少しでもお返ししたいという気持ちになっています。

ポカリスエット

母の家の冷蔵庫にはポカリスエットがいつもたくさん入っています。
水分補給に良い、と何かで知ったのか…。
夏の暑い頃ならともかく、寒い冬になっても冷蔵庫の扉の半分は、
ポカリスエットが占めています。


冷蔵庫の扉の開け閉めの度に、バランスをくずして倒れます。
母一人なんだから、飲んでいるものと次に飲むためと合わせて二本、
入れておけばよいのに…と思いますが、そんなことを母が気にすることは
ありません。
毎日冷蔵庫が使いづらいだろうに、と気がもめますが、
そんなことでいちいち母とぶつかるわけにはいきません…。