もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

めんどう

少し前まで、通っていたデイサービスは、
規模が大きく施設が充実していました。
スポーツクラブとカルチャーセンターが合体しているような、
というと大げさかもしれませんが、
そんな感じでした。


フラワーアレンジメントや、陶芸、料理教室、手芸、
カラオケ、シュミレーションゴルフ、脳トレ教室等々、
豊富なメニューが提供されていました。


母は、通いだして最初の頃は、色々試して楽しんでいたのですが、
段々足が遠のき、後半の頃は、
「お友達とおしゃべりしている」ことが増えていったようです。


「最近はフラワーアレンジメントはしないの?」と聞くと
「楽しんでいるのに直されるのが嫌」
「手芸も楽しそうだけど?」
「めんどうくさい」


母は元来、裁縫が得意で好きで、今でも針をもつことは、
積極的です。


母は「めんどうくさい」という言葉を使うような人ではなく、
料理でも、洋裁でもなんでも手作りする人でした。
そんな母が50代終わり頃からは
「めんどうくさい」という言葉を使うようになり、
「あれ??」と思ったことを覚えています。
お菓子などの包装の「開け口」や「開け方」を無視して、
バリバリっと開ける母に驚きあきれたことも思い出します。


母のようになりたくない、と思う私。
「めんどうくさい」は封印しようと思っています。