母とマスク
母は83歳になりました。
認知症以外は、まあまあ健康な方だと思います。
おなかをこわしたり、風邪をひいたりということは、
まずありません。
ですが、高齢者でもあり、またディサービスや
小規模多機能といった人が集まる場所に日々通うので、
マスクをしてほしいと思っています。
2年前の母なら、通院の前に
「マスクをしてね」と言えば、
納得してマスクをして出かけてくれました。
が、最近の母は
「マスクをしてね」と手渡して、着用を確認しても、
目を離すと取っています…
「邪魔なの」とご機嫌斜めです。
病院の待合室でも押し問答になるし、
母にマスクをしてもらうのは、難しくなりつつあります。
先日は、ケアマネさんと担当のヘルパーさんとの
打ち合わせがあり、お二人そろって母宅にいらっしゃいました。
お二人ともマスクをつけたまま、お話をします。
と、母は、
「どうしてマスクしているの。お話が良く聞こえないし、
お部屋の中でマスクなんて…」と少々お怒りモード。
ケアマネさんは母に合わせて、マスクをとってくれましたが、
私はヒヤヒヤです。
母の記憶の中のマスクは、今のようにみんながいつもするものではなく、
病気の時に稀にするものなのでしょう…。
とは言え、自分がしないのもともかく、他人のマスクに文句を言うとは、
悩みが増えます…。