もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

母のこだわり

記憶ができないということは、

判断もできなくなる、ということだと
母を見ていると感じます。
人は何かを判断する時には、
記憶をもとに判断しているのだと、
ひしひしと感じます。
(当たり前に事でしょうか)


できないことが増えていくばかりと
思いがちですが、母には母のこだわりがあって、
母が大事に思っていることは、
私なんかよりきちっとこなしています。


例えば、お裁縫。
私は、学生時代の家庭科のレベルから
全くダメで、日常生活の最低限、ボタンを付けたり、
裾を直したりしかできません。
母は元々好きだったとは思いますが、
今でもマメに針を持ちます。
昔のブラウスで、多分花柄がとても気に入っているけれど、
袖の幅が太くて、今どきのシルエットではないものなど、
こまめに直して、着ています。
そういう作業をする時も記憶力は必要だと思うのですが…。