もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

印鑑

毎月、ケアマネと打ち合わせがありますが、
ケアマネが持ってきた書類に母が印鑑を押す、という難関があります。


母は、印鑑の話題になると「妄想」が始まります。
「印鑑なんかみんな無くした」
「印鑑を〇男(叔父)に盗られた」
などと、言い出します。


実際は、三文判や銀行印等々、たくさんもっていて、
ポーチに保管しています。
しまってある場所も候補は数か所なので、
その場で探し出すことができるのですが。
毎月のことですが、その度にケアマネが思い切って
「印鑑を」と切り出すのが、申し訳ないです…。


母は「印鑑を無くした」と時々思い込むようで、
銀行に「紛失届」を何度も出しています。
「紛失届」を出すことはできても、
新しい印鑑の「登録」の手続きはできないようなので、
銀行に行ったら、お金がおろせなかった、ということが何度かありました
家に戻り、銀行が郵送したという「登録」の手続き書類を探し出し、
もう一度銀行に行く…。
時間が無い時にはハラハライライラする出来事です。


印鑑屋さんからDMがきていると「また印鑑を作ったのか」と
憂鬱になります。