もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

気晴らし

昨年1月、母が認知症と診断され、要介護1となってから、
ほぼ毎週休日は、片道約3時間半の介護に通う日々が始まりました。


電車で行くときは、たっぷり読書ができます。
気になった本をメモしておいて、ブックオフオンラインでまとめ買いします。
長い道中を楽しい時間にしてくれた本は色々ありますが、
「本所おけら長屋」シリーズにはずいぶんと楽しませてもらいました。
6巻まで手元にありますが、江戸の長屋を舞台に、
落語の世界を小説にしたような作品です。


10年ほど前に手術をしてから、自分の生活には笑いが足りなかったなあ、
と思うところがあり、落語を聞き始めました。
寄席や落語会にも足を運び、落語の世界に引き込まれていきました。


今は、なかなか時間が取れず、ライブに行くことは稀になりました。
車で介護に行くときは、落語を聞きながら行きます。
落語には、何度も同じことを聞きなおす、という状況がよくでてきますが、
母と私のやり取りのようで、
そんな状況にも寛容な落語の世界の人たちに、癒される思いです。