甘いものへの執着
母は40歳代の時に糖尿病の治療をしていました。
甘いものが大好きです。
今の母は、自分が糖尿病であることを忘れています。
認知症と診断されたときに、キッチンの棚にチョコレートやクッキーが、
冷蔵庫にはアイスクリームが、文字通りぎっしり入っていて驚きました。
和菓子やケーキや菓子パンもちょくちょく買う習慣があります。
今は、治療が必要なほどの状態ではありません。
でも、甘いものは控えた方が良いのです。
最近はお菓子の買い置きはなくなり、お菓子を買いたがることもなくなっていました。
ところが。
母宅訪問中に私が用事で外出したら、
母と留守番してくれた夫に母が
「菓子パン買いに行きましょう」と言ったそうです。
私がいると止められるので、いない間に買いに行きたいと。
母の記憶に何がどう留まって、何が出てくるのか、
何だかわからなくなります。