もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

分かち合うのが難しい

職場や友人や、ちょっとした知り合いで、
私が遠距離介護をしていることを知っている人から
「最近介護はどうなの?」と聞かれることがあります。


聞いた人は近況をききたいのか、
世間話の延長なのか、
もっと知りたいのか…。
私の苦手な質問です。


「相変わらず、ですね」というのが無難ですが、
詳しく話したくない、立ち入らないで欲しいという感じが伝わるかも、
と思うと、私のことを心配してくれている人には言い辛いです。
と言って、
「最近、介護の体制を変えたのですが、なかなか思う通りにはいかなくて、
毎日のようにケアマネから連絡があって…」
などと説明しても、相手にはわからないだろうなあ、と思います。
「朝、施設の人が迎えに行っても
インターフォンに出なかったり、電話に出なかったりで、
なかなか出かけられないみたいです」
と言おうものなら、
「行きたくないのね。」とか
「あなたが電話すれば、行くんじゃないの」とか
「中で倒れているかも」とか。
この後の会話を続ける気力が、無くなります。


介護経験のある方でも、
ずっと昔の話だと感覚が違いますし、
自分ではなく、奥様や姉妹が介護していたのに、
上から目線でアドバイスしてくる人もいます。
介護の話は、人それぞれで、
苦労やそれでも取り組む気持ちを分かち合えることが、
なかなか無いなあ、と感じています。