もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

期待しなくなった

最近は、母に期待しなくなったなあ、と思います。
認知症と診断された数年前は、母に対して
「もう少ししっかりしてよ」とか
「もう少し頑張って」という気持ちがあったように思います。


もう少ししっかりしてよ、と思うと、
母の記憶を正そうとしたり、
記憶が残らないことを何とかメモで補おうとしたり、
私も努力したし、
母にも色々強要?していました。


母も何とか頑張ろうとか、
これ以上物忘れがひどくなると困るという意識もあったように思います。
私が持って行った認知症関連の本を
アンダーラインを引いたり、
ノートに抜き書きしたりして、
一生懸命読んだ痕跡がありました。


このところ、母の症状が進んできたという実感があるため、
もう少ししっかりしてよ、という気持ちは、
無くなってきました。


もうしょうがないなあ…という容認に移行してきました。
母と一緒の時間を過ごすにはそう思わないと、
ストレスが大きすぎて、無理だから、だと思います。
でも、まあ、この方が楽なので、
そう思うようになったことは、
私としては、良かったんじゃないか、と思っています。