もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

母と料理をする

母は元々は料理好きで、何でも丁寧に作っていましたが、
最近は青菜のお浸しか、炒り卵か、肉や魚を焼くぐらいしか、
していないようです。
調味料もお砂糖以外は減りません。
(お砂糖は調理に使っているのではなく、食べているのを目撃しました)


週4日、デイサービスに行き、
週1日は、お昼時にヘルパーさんが来て、
昼食を作ってくれて、一緒に食べているので、
まあ、何となく栄養面では何とかなっていると思います。


私が行く日は、母と一緒に料理をするようにしています。
母宅に行く前にスーパーによる時もあれば、
母と一緒に買い物する日もあります。


「きんぴらごぼうを作るから、ゴボウを切ってね」
と頼むと、丁寧に泥を落とし、かわを落とし、
ささがきゴボウにしてくれます。
「私、きんぴらごぼうなんて、作ったことないわ」と言いながら…。


炒めたり、味付けしたりも、いっしょにやれば何でもできますが、
自分から料理をすることはなくなっています。
料理をしている母は、何でもできるし、
同じ話もしないし、出来上がると素直に喜びます。
「美味しい!」


学生時代は、母が料理を教えてくれようとすると、
家事嫌いの私はなるべく避けていましたが、
今は一緒に料理をする時間が、楽しく、そして、大切に思えます。