もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

縦割り?

母の親友の話は続きます。


股関節を痛めていて、歩行が困難なため、手術を考えているそうです。
以前は手術しても、15年後にまた手術が必要と言われて、
迷っていたそうですが、80歳になって15年後は「もういいかな」と
思えるようになったので、検討しているということでした。


それでも、手術とリハビリで半年から1年以上かかるということで、
大変な治療です。
以前私の友人が20歳代で股関節の手術をしましたが、
1年近く休職した記憶があります。


ふと思ったのは、そんなに長い治療生活では、認知症になる危険があるのでは、
ということです。
父は、5年前に胸部動脈瘤の手術をしましたが、手術が予定より長い時間がかかり、
手術後腎臓機能が低下してしまいました。
そのための入院が重なり、入院の度に認知機能が下がっていきました。
入院は腎機能のための入院であり、認知機能について注意は払われていない、と
感じました。


今、知人のお母様も認知症で入居していた施設内で転倒し、骨折の治療のため、
入院しているそうですが、骨折を治すための病院で、
認知機能は低下している、と話していました。


高齢者の治療や入院には、認知症についての注意がもっと積極的に払われないと、
認知症は増える一方だと思います。
病院も役所のように「縦割り」になっているようです。