もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

夢か現か

二週間前、紅葉を見がてら、母が子供の頃に疎開した地域を訪ねました。
母に「覚えている?」と聞くと、
「あれは夢だと思っていた」と言います。
夢の中で、今回の訪問の記憶に残った断片と、
子供の頃の記憶の断片が入り混じっているようです。


そして、1か月ほど前に病院で会った親友は孫を連れていたことになっています。
勿論、孫は連れていないし、病院の待合室には子供はいなかったし、
それこそ、母は夢でもみたのでしょう。


記憶が残らない代わりに、夢が補っているのでしょうか。
全く忘れてしまうより、ところどころが真実なので、
これはこれで、困ったものだと思います。


母がそう思っているなら、否定しないで聞けば良いのかもしれませんが、
それはやはり私には苦痛に感じるのです…。
「本当のこと」を言っても、母の記憶にはとどまらないのですが…。