もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

正反対

ヘルパーさんから聞いた話です。
母が言うそうです。
「うちの娘は、姉妹で正反対なの。まるで、プラスとマイナスなのよ。」
「でも、両方とも同じだったら困っちゃうの。姉が二人いても、妹が二人いても
ダメなのよ。」
「全然違うから丁度いいの。」


私と妹は、姉妹なので似ているところももちろんありますが、
外交的な私と内気な妹という点では、正反対です。
私が特によくしゃべるというより妹の無口さが特別です。
母の介護は、別々の日に行くので、なかなか母と三人になることは、
最近ありませんでした。
今回の祖母の通夜、告別式で久しぶりに同席する時間をもったのですが、
気が付いたことがあります。
母が何度も同じことを聞くと私はついつい何度も答えるのですが、
妹は答えません。
「ふにゃ」とでもいうようなあいずちを打つだけなのです。
母は諦めて、何度も同じことを聞かなくなるのでした…。


そんな技があったのね、と思いつつも、私はできないかも、とも思います。