もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

デイサービスからの着信

携帯にデイサービスから着信があり、メッセージは残されていませんでした。
先日の事件(送り出しのヘルパーさんより送迎車が先に来て母が乗車したことで、
「行方不明」の騒ぎがおきたこと)のこともあったので、
心配で電話しました。


「電話を掛けた担当が席を外しているので、用件はわかりません」とのこと。
折り返し電話をもらうか、せめてメッセージを残してもらうようお願いしました。


でも、その後、何の連絡もないのです。
勿論、何事もなかった、ということなのでしょう。
そして、もしかしたら間違えて電話しただけ、なのかもしれません。


細かいことを言うことには、ためらいを感じます。
母が気に入って通っているし、良くして頂いている、と思っているし。
でも、小さな行き違いが、事故や事件につながらないか、
行き違いを気にしない無神経な家族と思われないか、等々、
気持ちはとっても揺れるのです。


とりあえず、ケアマネさんに報告です。
何でもケアマネさんに頼って、スイマセン。



そろばんで脳トレ?

そろばんを手にした母は、1から10までを順に足していくことは、
すらすらとできました。
指が覚えている、という感じです。
その次は、何をやってみればいいのか、そろばんはちんぷんかんぷんな私には、
わかりません。
夫は、子供の頃そろばん教室に通っていたそうで、得意分野です。
1から20までの足し算、
その後は、その答えから20から1までの引き算、と母に課題を出してくれました。


足し算は、すらすらできましたが、引き算になると指が止まります。
それでも何回かやっているうちに思い出したようで、
テンポよくはじけるようになりました。


その後は、7+7+7+…というように同じ数字を10回足して、
70になったら、今度は7を10回引いていく、という練習でした。
二桁でもできるようになったところで、終了しましたが、
できることを確認して母も楽しそうでした。
「色々練習してみるわ」と前向きな発言。
前にできたことを今もできると確認できて、
達成感があったようです。
「何でもすぐ忘れるの」と自信を無くしがちな母には、楽しい時間だったようです。


医者の常識

「足がしびれる」と母は時々言います。
歩行には全く問題がなく、坂道も速足で、どんどん登れるぐらい元気です。


介護に通う前から、近所の整形外科に通っていて、
その病院は母が一人で自分の都合の良い日に診察を受け、薬ももらっていました。


もう何年もその様子を知っている三男叔父からは
「行かなくてもいいんじゃないの」と言われていて、
私も内心ではその見解に賛成していました。


母が一人で行っている病院に一度は一緒に行かなくては、
とは思っていました。
今回機会があり、一緒に行ってみたところ…。


大混雑で、約40分待って診察です。
呼ばれて母と一緒に診察室に入り、
「娘です、いつも母がお世話になっております」
と挨拶すると、先生は顔も上げません。
母に「どうですか?」と尋ね、
母が「変わりはないです」というと、
「じゃ、いつもの薬を出してきます」


先生は、母の顔も見ずにカルテに何か書いています。
「あ、今回は1か月分出します」
で、終了しました。


あまりのことに、それ以上話す気力もなくなり、
母と診察室を後にしました。
いつもは2週間分の薬を1か月分にした理由はわかりません。


整形外科の二代目か三代目で、40歳代と思われるその医者の
非常識さに呆れました。


忙しくても、挨拶ぐらいしろ!
患者の顔ぐらい見ろ!
と、後から無性に腹がたち、
「病院を変えよう」と思ったのでした。