もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

皮膚科でもらった薬

母の手の治療のために、
皮膚科の医師は3種類の塗り薬を出してくれました。


薬1は、チューブに入ったもの。
薬2は、化粧品のような小さなビンにはいったもので、
ふたに2と書いてあります。
そして3つ目は、2と同じビンですが、
数字は書いてありません。


先生は、1を塗ってから2を塗るようにと仰いました。
いきなり2をつけるとしみて痛いそうです。
そして3は、ハンドクリームのように、
いつでも塗って良いとのことでした…。


そして、あかぎれの傷が深かった両手の親指には、
包帯を巻いてくれました。
包帯は夕方にはとって、代わりに薬局で指サックを買って、
付けておくようにとも言われました。


帰宅後、母と一緒に薬を確認して、
母も何度も薬の説明書を読んでいました。
しかし。母がこの薬を指示通り塗るのは難しそうだなあ…と。
同居していれば、フォローできるのでしょうが…。


他の服薬と同じように小規模多機能の方にお願いしないと
無理だろう、と思いました。
だがしかし、お願いすれば済むというものでもなかったのです。

皮膚科に行く

母の手を見て驚きました。
両手の甲に細かく無数のかさぶたがあり、
両手の親指の手のひら側には、深いあかぎれがいくつもありました。


私が持ち歩いているハンドクリームを塗ると、
「沁みる」と言って痛がります。


母のこんな手の状態は見たことがありません。
一体どうしたことでしょうか。
この日は内科の通院日だったので、とりあえず病院に行き、
診てもらいました。
先生は、手以外の足や背中等に症状がないこと、
手には熱をもっていて炎症になっていることなどを丁寧に確認してくださり、
皮膚科に行くようにとおっしゃいました。


相変わらず地元情報に疎いので、ワンブロック先の皮膚科を教えていただき、
すぐうかがうことになりました。


皮膚科ってすごく混んでいるイメージがあって、
年始休暇明けでもあるし、覚悟して行ったのですが、
午前10時過ぎに待合室には誰もいません。
ちょっとびっくりです。


内科に紹介してもらったというとスムーズに見てもらえて、
塗り薬を出していただきました。
この症状の原因を知りたかったのですが、
それは不明でした…。


塗り薬が3種類出て、塗る順番が決まっています。
これは、母には難易度が高すぎる…。
小規模多機能の方にフォローしてもらわなくては、
この手の炎症を治すことはできないな、と思いました。

情報共有はむずかしい

母宅訪問中、かすかなベル音…。
何の音かなあ、と最初はわかりませんでしたが、
電話の呼び出し音でした。
慌てて、近くにあった子機をとりましたが、つながりません。
呼び出し音はなったまま…。


親機をとると、通話できました。


電話を見ると…。電話回線は接続されていますが、
コンセントは抜かれていました。
母はコンセントをなんでも抜いてしまうのですが、
電話にも及んだようです。


10月ごろ、送り出しのヘルパーさんから、
電話の呼び出し音をメロディーからベル音に変えてほしいと言われました。
母があまり電話に出ないので、ベル音なら出るのでは?と
思ったようです。
しかし、私はやり方がわからず、時間もなく、
妹にお願いしておきました。
妹もわからなくてできなかった、と言っていたと思いますが、
ある時からか細いベル音にかわっていました。
「この方がまだましなのか?」
「妹かヘルパーさんがかえたのか?」
と疑問は残っていましたが、
ヘルパーさんがこの方が良いならいいや、と思っていました。


母宅の電話はめったにならないので、すっかり忘れていたのですが、
今回真実が判明したのでした。


複数で介護に関わっていると、そこそこメールや打ち合わせをしていても、
疑問が残ったままのことは数多く、
解けない謎にも慣れっこになってしまっています。
情報をもっと共有できれば良いのでしょうが、
なかなかうまくいきません。
時間がないことと、何が優先なのか重要なのかの認識が、
あまりそろわないことが原因だと思います。