もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

買い過ぎ対策2

母は、節約しようという気持ちはあります。
必要な下着などのまとめ買いを促しても、2枚しか買わないし、
あんなにおしゃれだったのに、新しい服を買うことも消極的です。


買い物の記録を残した方が良いのかもと思い、
レシートの保管用の箱を作って、
一緒に買い物に行ったときは帰宅後箱に入れるように促してみました。
しばらくの間は、続けていましたが、何の効果もないし、
訪問の度にどこかにしまわれてしまう箱を探すのも面倒になり、
箱を探しだしても中身が空っぽだったり、と失敗に終わりました。


その頃、ヘルパーさんから、
「デイサービス帰宅後にしまったお金を探せないことが心配で
電話をするのですが、お出かけしていていないんです」
と連絡を受けることが重なりました。
冬のことで、デイサービスから帰るともう日没。
街中とはいえ、歩いて15分はかかるスーパーに行くのはどうかと思います。
憑かれたように買い物に行く母の姿を想像すると、
何とかしないと、と思いました。



買い過ぎ対策1

冷蔵庫を開けると、同じものがたくさん入っていて、
母一人で食べきれる量ではありません。
週二日来るヘルパーさんが賞味期限切れのものは捨ててくれますが、
それにしても、の量です。
卵は4個パックのものが、5つ。
白菜のお漬物が3パック。
納豆3個パックのものが4つ。
牛乳が3本。
牛肉が2パック。
豚肉2パック。
野菜の方も似たような状態です。


買いたいんだから買えば、という放任の気持ちになることもありますが、
お金の無駄遣いだよ、という介護費用不安からくる節約心もわくし、
課題を見つけると解決したくなる、という私の自己満足もありますし。


ヘルパーさんが冷蔵庫の中の物をリストにして、扉に貼ってくれています。
普通は、この在庫を使わなくては、という気持ちになるようなリストです。
でも、母の買い過ぎにはそんなことは、関係ありませんでした。

褒めてみる

母を訪問する前に、今日は何だっけ?前回はどうだったかな、と手帳を見ると、
「とりあえず褒める」と書いてあります。


そうでした。色々用事を済ませたいと思っていると、
ついつい
「え、まだ朝ご飯食べてないの」
「ちゃんと着替えて」
「もう、さっきも確認したでしょ」
「ほら、早く行かないと病院混んじゃう」
と母に対してイライラしてきます。


気ままに一人で暮らしている母には、
そうやって始まる1日は面白くないに決まってます。
「なんで行くの?」
「どこに行くの?」
「後で一人で行くからいい」…


そんな流れにならないように「とりあえず褒める」とメモしておいたことを
思い出しました。
「ブラウスが良く似合う」
「お布団干しててえらい」
「玄関のお花がきれい」
と、何でもいいから褒めてみると、母も笑顔でご機嫌です。
褒められると嬉しくて話は脱線していくので、準備は早くできないけれど。
一緒に半日過ごすのだから、この方がいいか、と思いました。