もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

どうしてダメなの

帰る前に母の夕食の準備をしました。
炊飯器をセットして、キュウリとワカメの酢の物と小松菜と豆腐の煮びたしを
作りました。
(キュウリが7本、小松菜が3把あったので。6個あったレタスで何か作るべきでしたが…見ないふりしてしまいました)


年金関係の書類を母に「見て」と言われて、
記入を手伝い、その場でポストに出しに行くことにしました。
置いておくと忘れてしまうし、ポストはすぐそこですから。


投函して帰り道
「パン屋さんが開いてる!パン買って帰る」と母が言い出しました。
「え~。夕食の準備してきたでしょ。ごはんも炊けてるよ」
と私が言うと
「なんでダメなの。パン買いたい。」と押し問答です。
「食べたい、買いたい」
そうですか。だっだっ子みたいです。おかしいですよ。


家に帰って、作ってあったおかずを見せると
「これがあったのね」と納得してくれました。
忘れているから、買いたくなると買ってしまうのですね。


レタスが6個あるのに、コンビニのレタスサンドイッチのレシートがあることも
納得しました。




気がのらない時

母は気がのらない時は、
「足がしびれている」と言います。
嫌だなと思うと自然にしびれてくるのかもしれませんが、
そう言いつつ出かけて、気分がのってくると、
かなりの速度で軽快に歩きます。
「速く歩けてすごいね」と褒めると
「もっと速く歩けるよ~」と一人でどんどん歩いて行ってしまいます。
信号も一人で渡ってしまい、渡れない私が取り残されることも…。


気がのらない時によく使う言葉は、
「そんな細かいこと」と「めんどうくさい」です。
お友達から暑中見舞いのはがきが来ているので、
返事を書いたら?と促すと
「そんな細かいことしなくても…」
細かくないと思いますよ。
暑中見舞い用のはがきを用意して、一言書けば良いように用意しても
「めんどうくさい」と一蹴です。


気がのらないことをしたくないのは私も同じなので、
気持ちはよくわかります。
自分も「そんな細かいこと」とか「めんどうくさい」とか、
毎日何回も思っていますし。
でも、最近はそう思うとちょっとヒヤリとして、
そういうことこそしっかりやっていこう、などど思うのです。

マイナンバー

保険会社から母にマイナンバー提出のお願いという郵送物が来ていました。
提出の催促のはがきを見て、元々の書類を探す、という順番は逆な状態でしたが。
既に締め切りまで、1週間でした。


病院周りなどで手いっぱいの日でしたので、書類にざっと目を通して、
「健康保険証のコピーをとっておけば、後で帰ってからでも何とかなるか」と
思い、コピーをコンビニに取りに行って、その日は帰宅しました。
翌日、さて、と書類を読むと…。
写真付きのマイナンバーカードを持っていないと、
写真付きの身分証明の書類が必要で、
それが無い場合は、住民票が必要だということに気付きました。
写真付きの身分証明とは、免許証かパスポートのようです。
両方ともかつては持っていましたが、今は更新していないでしょう。


住民票の申請についても今回初めて色々知りましたが、
免許証がないと、二種類の身分証明が必要で、
しかもその場では出してくれないのですね。
自分の時には、免許証でその場でもらっていたので、知りませんでした。


これは、結構時間がかかりそうだとあきらめて、
保険会社に電話して、事情を話して猶予をもらいました。


母に言えば、住民票を取りに行くことはできると思いますが、
保険というお金につながることがからむと、盗られたという妄想に
スイッチが入りそうなことを恐れています。