もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

若いつもり

母は、若いころから実際の歳より若く見られていました。
私が子供の頃から、そして認知症になった今でも母が繰り返す自慢話、
「20代前半の頃、セールスの人がきて『お母さんいる?』って。
 私がお母さんなのに」
何回でも繰り返します。


子供の頃は、参観日など自慢の母でした。
振り向くと若くてきれいな母。
クラスの男の子たちに
「似てないな~」と言われても、嬉しいものでした。


今でも薬局の薬剤師さんが
「若いね~」と褒めてくれます。
母はすっかり若い気分で、
病院や、街中で見かける同年代か少し年下と思われる方を
「おじいさん、おばあさん」と呼び、
自分の方が若い、という気持ちを結構押し出してきます…。
これも認知症のせいで、抑制がきかないところなのでしょうか。
自分から、そんなに主張しては身も蓋もない、と思うのですが…。