もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

幸せな記憶

母は実家にいるせいか、自分の子供の頃のことを思い出すようです。
家は、7年前に新築した家で、育った家というわけではありませんが。


母の話によく登場するのは、母の祖母です。
私の祖父の母です。
勿論私は会ったことはありません。


大通りを歩いていると、
「昔このビルの二階に子供服屋さんがあって、そこでおばあさんに
お花がついているワンピースを買ってもらった」
隣の市に行くと、
「ここには、お寺にお参りにおばあさんに連れてきてもらった」
などと思い出を語ります。
かわいがってもらった幸せな記憶ばかりです。
母の実家は商家だったので、両親は忙しく、
子供の頃はおばあさんに世話をされていたのだなあ、と思います。


私や妹の家や、それぞれの家の近くの施設などに
母が移ることを考えなくはないのですが、
「ここで暮らしたい」「今まで住んだ所で一番好き」
と母に言われると、しばらくはこのままがいいのかな、と思っています。