もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

母と旅行7

1階のトイレに連れて行くと
パコパコを貸してくれた管理の方が
「どうですか?」と心配してくれます。
「なかなかなおらなくて」


「せっかく旅行に来たのにね」と同情していただきます。
管理の方は私と同年代の女性で、話しているうちに
その方のお母様も認知症だということがわかりました。
「修理に専念できるようにお母さん、少し預かりましょうか?」
というご厚意に甘えて、母を1時間預かってもらうことにしました。
旅先でのご親切には、本当に感謝感謝です。


母を預かってもらい、通算3時間奮闘しました。
手のひらに水ぶくれもできました。
でも、なおりません…。
管理の方にお願いして、修理の職人さんを呼んでもらうことにしました。
内心、痛い出費になった、と落ち込みます。


ほどなくして来てくれた修理の方は難なく直し、
自分に足りなかったのは力だったことが、わかりました。
パコパコやっているだけでは、なおらないのですね~。


管理の方が話してくれたのか、
職人さんのご厚意なのか、
「代金はいいですよ」とのことで、
申し訳ないけど、ほっとして、ありがたかったです。


少しは、母を観光にも連れ出そうと思っていましたが、
この「事件」のせいで、温泉と食事だけの旅になりました…。