もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

話を作る

先日、母は転んで、顔に擦過傷とあざを作りました。
「生まれて初めて、転んだの」
 そんなことはないと思いますよ。
「転んだ時に眼鏡を落として失くしちゃったの」
 それは、大変。どの辺で転んだの?
 と、庭を10分以上捜索しましたが、ありません。
「きっと誰か持ってちゃったのよ」
 いや、そんなことないでしょう…。
 
ヘルパーさんに聞くと、転んだ翌日も眼鏡はあったそうなので、
転んだことと眼鏡が見当たらないことは、関係ないのですが、
母の中では、「転んで眼鏡を失くした」ということになっています。


「転んで眼鏡を失くした」と来る人ごとに言うので、
みんな探してしまいます。
その話こそ、忘れてほしいです。