もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

家裁にて

家裁に行く途中も
母「どこに行くの?」
私「裁判所よ」
母「行ったことある」
私「無いと思うよ」
母「知ってるもん」と、いつものような堂々巡りの会話です…。


家裁で、私たちを待っていたのは、
調査官の女性の方でした。


母に質問です。
「不利な契約等で財産を侵害されることなどから守るために、
ご自身のできることを制限し、他の人に手伝ってもらうような手続きをしますが、
そのことについていかがですか?」
というようなことを言いました。
母は、
「そのようなことができれば、それでよいと思います」と応えています。


何だかまともなやりとりに聞こえますよね。
こういう会話では、母はわかっていないことを隠して済ますことができるのです。


「今は何月ですか?」と聞いてくれれば、母が普通でないのは、
すぐわかるのに。


きちんとした服装で、丁寧に答える母に調査官も弁護士も
「あれ??」という表情です。


調査官が
「お母様、いったん退席をお願いします」とのことで、
三男叔母が付き添って部屋を出てくれました。