もやゆる介護

認知症の母の介護についてのあれこれです
もやもやした気持ちのゆるい介護、かな。

地理

母は自分の実家で一人暮らしをしています。
私にとってはそこはもともと「おばあちゃんち」で、
夏休みやお正月に遊びに行くところで、住んだことはありません。
家の周りは何となくわかっていますが、
市役所とか、公民館とか、厚生病院とか…
街に住んでいれば知っていることもわかってないし、
地名を聞いても、距離感や方向性が今一つわかりません。


母が通っている認知症の病院にはタクシーで10分ぐらいだと思いますが、
運転手さんとの会話がかみ合わないことがあります。
「〇〇町のグリーン病院をお願いします」
「グリーン病院?どこかなあ。…ああ佐々木病院のことね」
「…」
病院の場所は同じで、名前が今風に変わったのですが、
私は名前が変わったことも前の名前もわかりませんでした。


「〇〇通りから行くか、✖✖通りから行くか、どっちにしますか?」
「…すいている方でお願いいたします」


わからなくて戸惑ったことは手帳に書き込み、
住所や病院の名前や通りの名前は時々復習して、
本番に備えています。
(その場で見ようとしても老眼であたふたするものですから)